浮気調査でのボイスレコーダーの使い方
録音により対象者と不倫相手の会話を聞く事が出来れば、次にいつ会うのか、どのあたりに住んでいるか、職場がどこなのかなど、色々な情報を拾う事が出来たりします。
次にいつ会う約束をしているのかが分かったら調査日程の絞込みが可能になります。
調査日程を絞り込めれば調査費用の節約につながります。
対象者の車内にボイスレコーダーを仕掛ける事が出来れば、次の会う約束や、時には車内での行為の音声が録音出来る可能性があります。
ただし2つ注意点があります。
1つは「もしボイスレコーダーが見つかった場合、対象者に警戒心を抱かせる可能性がある」という事です。
車内にボイスレコーダーを仕掛けているのが見つかったら、もう車では会わなくなるかも知れません。
部屋に仕掛けているのが見つかると、電話をしなくなる、外で電話するようになるなど対策してくる可能性もあります。
仮にボイスレコーダーが見つかったとしても即座に証拠が撮れなくなるような致命的なミスではありませんが、調査の難易度が上がってしまうのは間違いありません。
対象者にばれやすい仕掛け場所はどこなのか?
一番良くないのは、対象者の持ち物(鞄やリュックなど)に仕掛ける事です。
依頼者様の中にもよくGPSやボイスレコーダーを対象者の持ち物に仕掛けてしまう方がいらっしゃるのですが、非常に高い確率でばれてしまっています。
仕掛けて数日程度はばれずに様子を見れる場合もあるのですが、いつかバレます。
それまでに証拠を集め切れればいいですが、見つかってしまうと証拠が撮れなくなってしまうリスクがあります。
次に危険なのがご自宅の中に仕掛ける場合です。
部屋の中にボイスレコーダーを仕掛けておいた場合、対象者が普段見ないようなポイントに仕掛ける必要があります。
その他、なるべくテレビなど音が出る家電から遠い位置に仕掛けたほうが後で聞きやすいです。
車に仕掛ける場合、シートの下などにテープなどで固定するといいです。
急ブレーキの拍子などにぽろっと出てこないように注意だけして頂ければあまり見つかりません。
もう1つの注意点は、仕掛けてはいけない場所もあるという事です。
例えば、対象者から合鍵を取り上げたなどの理由で、浮気相手の自宅の鍵をお持ちの方も稀にいらっしゃいます。
が、その合鍵を使って浮気相手宅に勝手に入るのは不法侵入となります。
不法侵入をして得た証拠は勿論使えませんし、刑事罰を受ける事になります。
その他、録音を証拠として使える可能性もあります・
・行為中の音声
・不倫の自白
この2つは不貞の証拠そのものとして使える可能性もあります。
ただし、音声だけだと不倫している相手が誰なのか?というところが証明しにくいです。
不倫相手側が不貞行為を否認した場合、慰謝料請求できない場合があります。
やはり、証拠として一番強いのは不倫現場の写真です。
が、ボイスレコーダーでの録音はその写真を撮影する為のヒントになったり、車内での行為など、写真だけだと肉体関係を証明しにくい場合などに活躍します。
ボイスレコーダーを上手く使いこなしつつ不貞の証拠収集をする事をおすすめします。
過去の具体例をいくつかご紹介します。
①
奥様の不倫についての調査で、途中まで追跡は出来るが男性の車両に乗り込んで移動しており、不貞の証拠の撮影が難航しました。
車両ナンバーから相手男性の素性は判明したものの、判明した男性宅近辺を探しても車両は見つからず、追跡が難しい状況でした。
ここで、相手男性の素性についての情報を使い、奥様との話し合いで揺さぶりを掛けて自白を録音、不貞の証拠とした例があります。
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②
夫の浮気調査。
不貞の証拠が必要だが、対象者は警戒しておりラブホテルを利用せず、いつもカーシェアに車内で行為をしている様子でした。
車の外から映像を撮影する事が困難な為、事前にカーシェアの車両内にボイスレコーダーを仕掛けておき、
誰と行動していたかを映像により証明しつつ、車内のボイスレコーダーで何をしていたかを証明。
不貞の証拠としました。
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このように、ボイスレコーダーは使いどころに注意が必要ではありますが、使いこなせば有効な武器になります。
筆者:代表 高橋 悠太 東京の探偵会社で5年程、調査及び裁判資料作成等の経験を積んだ後、現在は独立し探偵業を営んでおります。 フリーランス探偵事務所として活動を始めて約6年、300件ほどの調査を行いました。 東京都公安委員会より正式な許可を頂いて活動しています。 探偵会社に勤務していた時と合わせ、調査経験数は約700案件程。 格安での浮気調査、行動調査、所在調査、身元調査や裁判で認められる証拠収集、資料作成を主な業務としております。 主に東京都周辺及び関東で活動しています。 調査終了後のサポート、アドバイスも行っています。 費用を出来る限り抑える方針で活動しています。 |