浮気調査事例 別居中の不倫の証拠撮影

女性の方から夫(対象者)の不倫の証拠撮影のご依頼でした。

ご相談時点で既に別居しており、対象者はマンスリーマンションを借りているとの事でした。

毎週土日だけ元の自宅に戻り、お子さん達と交流して平日は別居先で生活しているという状況でした。

ラインのやりとりなど不倫に関する確定的なものがあった訳ではないですが、別居前から帰りが遅くなったり、帰宅後、不自然にすぐに入浴したりなど、怪しい動きが多かったそうです。

依頼者様は「既に別居しているけど不貞の証拠があれば慰謝料が取れるのか?」という事をご心配なされていらっしゃいました。

対象者からは離婚を迫られており、「夫婦関係は既に破綻している」と何度も強調されていたそうです。

当探偵事務所としては、この時点で浮気相手がいるだろうなというのはある程度推測できました。

「夫婦関係が破綻していれば慰謝料は払わなくていい」

こんな知識を身につける人物は、浮気している人がほとんどだと思います。

慰謝料の絡まない通常の別居、離婚について調べていてもこんな知識には辿り着かないはずです。

ちなみに、このように不倫している側が夫婦関係の破綻をよく主張してくるのですが、大抵の場合は聞きかじりの浅い知識です。

体感的に8割くらいの依頼者様が、相手から夫婦関係破綻だと言われた経験があるとお話を伺います。

単に仲が悪い程度では夫婦関係破綻とは言えません。

が、実際その程度で破綻だと主張してくる無知な対象者は本当に多いです。

裁判でも認められる夫婦関係破綻とは、5年以上の長期間の別居や、子供がいない事、交流が全くない事など、非常に厳しい条件になります。

依頼者様のお話をお伺いすると、まだ別居して1ヶ月くらいとの事でした。

この程度なら不貞の証拠を撮影する事で、問題なく慰謝料請求出来ます。

依頼者様のご希望としては、お子さんの為に離婚を防ぎ、浮気を辞めさせて相手女性に慰謝料を請求する事でした。

その為には「不貞の証拠」と「相手女性の名前、住所」が必要です。

それに加えて相手女性の勤務先まで把握できればベストです。

調査の作戦

コロナ期間中の調査で普段とは少々違う動きをする可能性もあるというお話でしたが、依頼者様から状況を伺った所、

・基本的には平日勤務で、夜遅くまで仕事をしていることもある。

・ただ、コロナの影響で仕事を定時で終えるかも知れない。

・対象者は徒歩、電車移動。

・別居先がどこか教えて貰えない。

これらの状況を踏まえると、当探偵事務所の見解としては、対象者は別居先に女性を連れ込んでいる可能性が高いと考えました。

別居先を教えたがらないのは、そこで女性と接触があるから、とまずは考えました。

そこで、調査の作戦としては、

・まず第1に対象者の追跡調査により、行動把握および別居先の特定、

・不貞の証拠の撮影、

・対象者と女性の別れ際から相手女性の素性調査、

と進める事となりました。

調査結果

別居前から帰りが遅くなる事が多かった水曜日、金曜日、そして土曜日の日程を確保して調査を行いました。

対象者が依頼者様宅に行く土曜日の日程を確保した理由は、女性の住所判明の為です。

相手女性が別居先に泊まり込んでいる可能性も考えられた為、確実に対象者と女性が別行動を取るであろう土曜日も調査を行いました。

結果としては、水曜日、金曜日共に女性と共に別居先に出入りしておりました。

対象者は職場を出て駅まで移動し、女性と合流、途中で手を繋いで歩くなど親密な様子が確認できました。

この手を繋ぐなどの行動も不貞の証拠として強いものになります。

手を繋いでいるところだけだと不貞の証拠にはなりませんが、別居先やホテルの出入りと組み合わせれば間違いのない不貞の証拠となります。

途中コンビニや飲食店に立ち寄り、別居先に二人で入っていくのが確認出来ました。

終電を回った時間まで監視しても出て来なかった為、依頼者様と協議した結果、調査を延長して次の日の朝出てくるところを撮影し、ついでに女性の追跡を行い、勤務先調査も同時に進める事になりました。

結果、女性は対象者と同じ会社に勤務する女性だという事が判明。

職場内不倫はかなり慰謝料交渉し易いです。

既婚者だと知らなかったという言い訳を防げるのと、バレたらマズいと考えて慰謝料をはらいやすい為。

金曜日も同じようにマンションに入る所を撮影、

次の土曜日も朝から監視を行い、対象者達の動きに備えました。

依頼者様に、対象者が何時に依頼者様にいくのか聞いて頂けたので、ある程度出てくる時間に当たりを付けて調査する事が出来ました。

マンションから2人で出てきた後、分かれて行動した為、女性を追跡しました。

結果、数駅離れた駅で下車し、マンションの一室に入っていくのが確認出来ました。

これで住所も判明。

そして氏名調査ですが、これについては依頼者様宅に対象者の職場の緊急連絡網があったそうで、そこに名前の記載がありました。

住所までは記載されていませんでしたが、最寄駅の記載があった為、恐らくその女性で間違いないだろうとの事でした。

これについては、依頼者様と対象者との話し合いの時に確認し、万が一違うようなら改めて氏名調査をご依頼頂ければ判明出来ます。

もし話し合いで確認が取れれば費用を抑えられるので、まずはそのように進めて頂きました。

依頼者様と対象者の話し合い

不貞の証拠と相手女性の素性が掴めたので、まずは依頼者様と対象者の話し合いとなりました。

撮れた証拠と相手女性の素性について聞いた所、浮気を認め、相手女性についても間違いないとの事でした。

ちなみに、このような話し合いではあくまで冷静に話をする事が重要です。

依頼者様側が怒りながら話を進めると、対象者の逆ギレを招きます。

話し合いの結果としては、対象者はどうしても離婚したいという姿勢を変えなかったそうです。

慰謝料請求へ

弁護士とグループラインを作成し、慰謝料請求についての打ち合わせが始まりました。

相手女性に対して離婚しない前提の慰謝料プラス調査費用、弁護士費用で一旦120万円請求という内容の内容証明郵便を送りました。

相手女性も弁護士を用意し、話し合いがスタートしました。

結果的に相手からの減額に応じ、100万円の慰謝料で決着しました。

その他、今後対象者と不当な接点を持つ事を禁ずるという内容で合意も取れました。

もし破ったら1回につき罰金20万円。

相手女性は反省しているようで、弁護士を通して謝罪の手紙を送ってきたそうです。

その後

相手女性に対する慰謝料請求、関係を断ち切る事には恐らく成功しましたが、

相変わらず対象者は離婚したいという姿勢を貫いているそうです。

弁護士を用意して離婚請求してきている状態です。

依頼者様は不貞の証拠を握っているので、対象者からの離婚は防ぐ事が出来ますが、物理的に別居を防げる訳ではありません。

もしこのまま関係の修復が難しいようであれば、取れる選択肢は2つです。

離婚を防ぎつつ婚姻費用を請求し続けるか、もしくは高額な解決金を貰って離婚に応じるか。

このどちらかとなります。

相手が離婚したがっており、依頼者様は離婚しなくてもいいという状況であれば、例えば500万円の解決金を払ったら離婚に応じる。

そうじゃなければ応じない。

というスタンスを取り続け、相手が解決金を用意するのを待つという手もあります。

調査は終了しておりますが、依頼者様の問題を全て解決できたとは言い難く、今後もサポートを続けていく予定です。

 

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筆者:代表 高橋 悠太

東京の探偵会社で5年程、調査及び裁判資料作成等の経験を積んだ後、現在は独立し探偵業を営んでおります。

フリーランス探偵事務所として活動を始めて約6年、300件ほどの調査を行いました。

東京都公安委員会より正式な許可を頂いて活動しています。

探偵会社に勤務していた時と合わせ、調査経験数は約700案件程。

格安での浮気調査、行動調査、所在調査、身元調査や裁判で認められる証拠収集、資料作成を主な業務としております。

主に東京都周辺及び関東で活動しています。

調査終了後のサポート、アドバイスも行っています。

費用を出来る限り抑える方針で活動しています。

 

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