よくある探偵とのトラブル

当事務所以外の探偵社に依頼した事のある依頼者様から、よく他社とのトラブルについてご相談を受けます。

トラブルについてよくあるパターンとしては「料金」か「調査方法」についてがほとんどです。

・事前に説明のない料金を請求された。

・思うように稼動してくれなかった。

主にこの二つに大別されます。

 

 

 

いくつか悪質な探偵社を判断するポイントがあるのですが、まずホームページを見た段階である程度の判別が可能です。

・具体的な料金表がない探偵社

は基本的に依頼することはお勧めできません。

 

依頼者様の目的を達成し、調査が終わるまでに総額いくらかかるのか?

 

というのは正直なところ、調査中の状況にもよるので当事務所でもご相談の段階でも判断しかねるのですが、

最低限「時間あたりの単価」「調査員は何名体制なのか」「調査にかかった実費」「その他発生する料金」は提示する事が出来ます。

これらがホームページで網羅できず、問い合わせの段階で案内のない探偵社への依頼は避けるべきだと思います。

「○月○日の○時から○時まで調査したら料金はどれくらいかかるのか?」

というのが明確に分かる所なのかどうか。

この点をクリアできたら次に面談、契約内容の確認です。

 

 

 

トラブルを事前に回避する方法としては、契約内容の確認が一番確実な方法です。

契約書の内容にホームページとの差異がないか、あいまいな点がないかの確認が重要です。

 

先日、当事務所も含め4社ほどの探偵社に相談している依頼者様からお話を伺いました。

他社との面談の際に契約書を確認したところ、契約内容にあいまいな点がいくつかあったとの事です。

その依頼者様の例で言うと、

「30時間契約、実働4回までで、一回の稼動は最大3時間まで、金額は60万円」

とうプランをお勧めされたそうです。

疑問に思ったのですが、最大3時間稼動を4回行っても12時間にしかなりません。

が、契約書には特にそのあたりの記載はなかったとの事です。

その他、契約内容ではGPSを車両に取り付け、想定する動きにならなかったときは稼動せず、回数の消費は無しでいいとの事。

一見空振りを防げるように思え、いい条件に見えます。

ただ、結果が出そうなタイミングで100パーセント必ず探偵が動けるような状況が整えられているかの記載はなかったとのお話でした。

これは探偵社のよくある手口で、結果が出そうなタイミングになると今日は対応が出来ないといわれ、引き伸ばされる事が多いようです。

そして契約期間が切れてしまい、追加契約の提案をしてきたりします。

あえてあいまいな契約を取り交わし、時間を引き延ばして追加契約を狙うというのは悪質な探偵社でよくある手口です。

 

 

その他だと一番悪いパターンで

・料金を振り込んだら連絡が取れなくなった。

 

 

「料金を振り込んだら連絡が取れなくなる」というのはもう探偵ではなく、探偵という肩書きを使った詐欺師です。

こういった詐欺事件はは探偵業界に限らず、不動産業界などある程度高額な料金が動く業界では有り得る話です。

もしこのような被害に遭われた方は警察に相談する事をお勧めします。

このような業者を見抜くポイントとしては

・探偵業届出証明書があるかどうか。

この一点に尽きます。

そもそも探偵の届出は、ある程度身元がしっかりしている人物でなければ出すことが出来ません。

公安委員会からの正式な許可証である「探偵業届出証明書」が確認できない探偵事務所は利用しないようにしましょう。

 

 

筆者:代表 高橋 悠太

東京の探偵会社で5年程、調査及び裁判資料作成等の経験を積んだ後、現在は独立し探偵業を営んでおります。

フリーランス探偵事務所として活動を始めて約6年、300件ほどの調査を行いました。

東京都公安委員会より正式な許可を頂いて活動しています。

探偵会社に勤務していた時と合わせ、調査経験数は約700案件程。

格安での浮気調査、行動調査、所在調査、身元調査や裁判で認められる証拠収集、資料作成を主な業務としております。

主に東京都周辺及び関東で活動しています。

調査終了後のサポート、アドバイスも行っています。

費用を出来る限り抑える方針で活動しています。

 

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