探偵の経験談、誹謗中傷のリスク、ネットの匿名性

探偵の経験談、誹謗中傷のリスク、ネットの匿名性

 

 

今現在、テラスハウスという番組で残念な事に、死者がでてしまった事について、日本全体を巻き込んだ論争が巻き起こっています。

被害者の方は番組内での言動を吊るし上げられ、SNSを通じて不特定多数の人達から誹謗中傷の被害を受けていたとの事。

国会でもインターネットの匿名性について議題になる、芸能人も誹謗中傷に対して法的措置を取ると手を挙げ始めた方達がいらっしゃいます。

そんな事件が2020年5月現在起こっている訳ですが、当探偵事務所の見解を実例を交えて記載します。

当探偵事務所としては、インターネットの匿名性なんて今までの時点で既に無かったと考えます。

実例を挙げさせて頂きますと、

探偵として浮気調査業務を行っていた中で、過去に浮気相手に対して匿名で誹謗中傷を書き込んでしまっていた依頼者様がいらっしゃいました。

依頼者様は女性の方で、旦那さんの浮気の証拠を撮影して欲しいとのご依頼でした。

浮気相手については既に職業、勤務先、住所まで把握されていらっしゃいました。

浮気相手は東京都内のキャバ嬢、出勤前に旦那さんとラブホテルに行ってから、勤務している店舗に同伴出勤しているとの事。

いわゆる枕営業をしていました。

依頼者様は再三、旦那さんの携帯を通じて浮気相手にコンタクトを取っており、

「旦那は既婚者だから、ラブホテルに行くとかそのような事は辞めて欲しい」

と要求していました。

ですが一向に辞める気配がなく、依頼者様は怒りに任せてインターネットの掲示板に匿名で書き込みを行なったとの事でした。

「〇〇の源氏名〇〇は枕営業常習犯」

「みんなの公〇〇〇、肉〇〇」

などなど、後で見せて頂きましたが結構な事を記載してしまっていました。

 

この調査では無事、ラブホテルの出入りの証拠、浮気相手の本名まで判明させる事ができ、これから慰謝料交渉へ進む手筈となりました。

ラブホテルの証拠撮影についてはこちらへ↓

ラブホテルでの浮気の証拠撮影

 

依頼者様は今すぐ離婚するつもりはなく、ひとまず浮気相手の女に対して50万円の慰謝料請求を行なう事になりました。

不倫・慰謝料額は何を基準に決められるのか?

 

が、浮気相手も弁護士を用意し、交渉に入った訳ですが、ある日、依頼者様のもとにYahoo! JAPANから手紙が届きました。

「あなたのインターネットへの書き込みについて、請求者(浮気相手方の弁護士)に氏名、住所を教えても構いませんか?

依頼者様の誹謗中傷の書き込みは名誉毀損、営業妨害にあたります。

あなたのご意見をお聞かせ下さい。」

何月何日何分の書き込みなのか、

その内容。

詳細が事細かに記載されていました。

 

結果的に相手に書き込みをした人物の素性、=依頼者様の素性は伝わってしまい、浮気相手の弁護士から不貞の慰謝料を請求するつもりなら、名誉毀損で刑事告訴するつもりだと手紙が届きました。

最終的には慰謝料請求を無しにする代わりに、刑事告訴もしないという条件での和解となりました。

本来取れたはずの50万円を逃してしまう結果となりました。

誹謗中傷の書き込みさえしなければ請求出来た慰謝料です。

 

この例からも分かる通り、弁護士を使うなど正規の手段を取ればあっけなく書き込みを行なった人の素性を特定する事が出来ます。

名誉毀損で刑事告訴されたとしても懲役刑を喰らう可能性は低いと思われますが、数十万円の弁償、もしくは罰金は発生するでしょう。

今、何人かの芸能人が「誹謗中傷に対して法的措置を取る」と手を挙げていますが、脅しではなく、あっさりと書き込みした人物を特定してくるでしょう。

今後、本当に法的措置を取られる「誹謗中傷書き込みをしてしまった人達」は多いと思います。

書き込んでいる人達は、安全地帯から他人を攻撃していたつもりだったのでしょうが、安全だと思い込んでいただけで実情は違います。

今までは被害者側が大人しかっただけ。

でもテラスハウスの事件でそれは間違いだったという結論に至った著名人は一定数いるようです。

匿名性がどうのとテレビでは騒がれていますが、今まで被害者側が動かなかっただけで、その気になればいつでも相手の素性なんて調べる事が出来てしまいます。

本当に匿名で書き込もうとするなら、身分証のいらないネットカフェなどにわざわざ行って、防止などで監視カメラに映らないように書き込む、などの手段が必要になります。

今までそれ以外の手段、自分の携帯、パソコンから誰かの誹謗中傷をしていた人達は、今後しばらくは被害者からの逆襲に怯える事になると思います。

そこまで考えが回らず、今まで通りのうのうと誹謗中傷書き込みを垂れ流す人達の方が多いと思いますが。

慰謝料請求 反論

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