浮気調査事例 夫のラインから行動予測して調査

女性の方からの調査のご依頼でした。

夫(対象者)から離婚を迫られており、浮気調査を依頼したいとの事。

依頼者様は夫に知られず、毎日ラインとスケジュール帳の確認が出来ている状態でした。

だいたい1日前に会う約束をしており、当日の朝に夕飯はいらないと言われているとの事でした。

浮気相手については氏名、住所、職場すべて分かっていない状態との事でした。

 

依頼者様の目的

浮気の証拠を撮って離婚を防ぎ、別居を始めて”婚姻費用”の請求をしたいとの事でした。

小学生のお子さんが1人いらっしゃるとの事で、今200万、300万の慰謝料をもらってもすぐに尽きてしまうので、それならお子さんが成人するまで離婚を防ぎ、婚姻費用を請求し続けたいとの事でした。

離婚の防ぎ方としては、不貞の証拠が取れれば対象者は”有責配偶者”になる為、対象者から離婚する事は不可能になります。

その状態で別居していると、依頼者様は毎月、算定表に応じた婚姻費用を請求する事が可能になります。

離婚した後だと婚姻費用ではなく養育費となり、額は下がります。

依頼者様の状況を当てはめると、毎月11万円ほどの婚姻費用が請求できる計算でした。

これが離婚すると養育費となり、毎月7万円ほどまで下がります。

4万円の差額は年間にすると48万円。

4年程度で不貞の慰謝料レベルの金額になります。

これをお子さんが成人するまで続ければ、不貞の慰謝料よりも圧倒的に高額になります。

 

依頼者様の中には敢えて離婚せず、こういった選択肢を取られる方もいらっしゃいます。

不貞の慰謝料請求の時効は3年ですが、不倫した側の有責性は3年経過しても消えません。

有責配偶者からの離婚が認められるのはとてつもなく条件が厳しいです。

配偶者に離婚に応じてもらえなければ、10年以上たってやっと離婚を認めて貰えるかどうかといったところです。

つまり、依頼者様に当てはめると10年間婚姻費用を請求し続ければ480万円。

不貞の慰謝料よりも圧倒的に高いです。

 

ただし、この選択にはいくつかデメリットもあります。

ひとつは婚姻関係が続いている間は依頼者様も新たなパートナーを作れない事。

 

もうひとつは依頼者様の収入が増えた場合、請求できる婚姻費用も減少する事です。

このあたりも計算しつつ働く必要があります。

 

ちなみに、途中で離婚に応じるという手段も取れます。

5年間婚姻費用を請求した後、ある程度の慰謝料を請求して離婚に応じるという手もあります。

相手が離婚したがっていればいるほど、高額な慰謝料を請求する事が可能です。

相手としてはそれさえ払えば離婚できるわけなので、応じてくる事が多いです。

 

調査の作戦

離婚しないとはいえ、相手女性に対しては慰謝料請求する事が可能なので、

・不貞の証拠(必須)

・相手女性の氏名、住所(相手女性に慰謝料請求する場合は必要)

・相手女性の勤務先まで分かればベスト(慰謝料請求の成功率アップの為)

です。

 

・対象者は徒歩移動。

・平日退勤後に相手女性に会っている様子。

・前日夜にラインで会うかどうか確認できる。

・会うのは週に2回くらい。

 

取れる作戦としては、

・浮気相手に会う頻度も高いので丸々1週間日程確保して頂いて調査を行うか、

・ラインを確認して頂き、前日に会いそうな時に教えて頂いて、当探偵事務所の予定的に対応可能な場合に調査を行うか、

この2択となりました。

前者の場合は証拠が撮れる期間も短いですが、後者よりも少し費用はかかります。

後者の場合は当探偵事務所が対応できなければ日程が後にずれ込みますが、費用を抑える事が可能になります。

 

依頼者様と相談した結果、前者の1週間日程確保して調査に臨む作戦となりました。

 

調査結果

月曜から金曜日まで日程確保して頂いて、火曜日、金曜日に接触がありました。

事前に対象者が持ち歩く鞄の写真を頂き、毎日ご自宅を出るタイミングで服装を文章で教えて頂くことで追跡しやすい状況でした。

 

※ちなみに、探偵の調査失敗で多いパターンが、対象者の追い始めです。

基本的に尾行中など、目が合うと警戒される恐れがあるので対象者の顔を見る事はないのですが、対象者が勤務先から出てくるところなど追い始めの時だけは顔を確認する必要があります。

ここでいつも持ち歩く鞄などの情報があれば、対象者の顔確認の作業を最小限にする事ができ、発覚のリスクを抑える事に繋がります。

 

月曜日は特に動きがありませんでしたが、その日の夜に依頼者様からご連絡を頂きました。

ラインを確認したところ、明日、火曜日に会う約束をしているとの事。

火曜日退勤後から追跡した所、相手女性と接触、親密な様子、ビジネスホテルの利用の証拠を撮影する事に成功しました。

・手を繋ぐ、腕を組むなどの様子。

・それに加えてビジネスホテルの出入りの証拠を撮影する事に成功。

ラブホテルではないのでもう一日くらいは証拠を狙いたい所ではありますが、ある程度の不貞の証拠を撮影する事に成功しました。

ビジネスホテルを出てしばらく移動し、分かれた後は女性を追跡、住所まで判明させる事ができました。

女性は一軒家に帰宅、家の古さや表札などの様子から、おそらく独身で家族と住んでいるという事が分かりました。

 

女性の氏名調査の目処も立ちました。

一軒家の為、法務局で同住宅の登記情報を調べた所、表札の苗字と一致する人物の名前が判明。

浮気相手の女性の名前は直接調べられませんでしたが、世帯の誰かの名前が分かれば弁護士が住民票を調べる事ができます。

弁護士をご紹介し住民票開示の手続きをして頂きました。

 

次の水曜、木曜は対象者達は接触しませんでしたので、女性の勤務先調査を行う事にしました。

朝女性を自宅から追跡した所、勤務先も判明。

 

最後の金曜日も通うと同じような動きをしたので、ビジネスホテルでの出入りを撮影。

 

これで不貞の証拠、相手女性の情報も揃いました。

 

調査後の話し合いへ

依頼者様の目的としては婚姻費用を請求し続ける事なので、わざわざ費用を掛けて弁護士を立てなくてもご自身で話し合いをする事をお勧めしました。

話し合いでは旦那さんが出て行くのか、依頼者様が出て行くのかを決め、婚姻費用の要求をする流れとなります。

親権や婚姻費用は調停を起こした方がスムーズです。

弁護士に頼んでも調停を起こしたとしても、婚姻費用は算定表通り結果が出るだけです。

結果的に依頼者様がお子さんを連れてご実家に戻られる形となったそうです。

さんざん離婚を要求してきていた対象者ですが、不貞の証拠があれば離婚する事は不可能です。

その後、婚姻費用の交渉に入りました。

調停を起こさず話し合いで解決する事に成功したとの事で、相手女性に慰謝料請求をしない代わりに、少々高い婚姻費用を払い続ける事を約束させ、公正証書を作成したとの事です。

 

調査は終了となりました。

 

筆者 代表・高橋 悠太

フリーランス探偵事務所・代表。 探偵暦9年。 各種調査、裁判資料作成業務など。 調査の事例などの記事を更新します。

 

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