T様 交渉難航の為、 慰謝料支払いまで離婚拒否、 婚姻費用請求の方向へ
以前より慰謝料請求の交渉を続けているT様ですが、旦那様及び不倫相手女性との交渉が難航しております。
相手方は弁護士を雇いモラハラを主張し続け、支払いの拒否を続けています。
そのモラハラについてですが、相手側の主張も虚偽が多く、それに加えて決定的な証拠もなく、夫婦喧嘩の域をでない主張を繰り返しており、
恐らく依頼者様側が不利になる事はないでしょう。
向こうからアクションは起こして来ませんが、恐らく裁判になっても問題ないという考えなのでしょう。
こうなってくると中には慰謝料請求を諦めてしまう依頼者様もいらっしゃるのですが、それは勿体無いです。
まだまだ取れる作戦はあるので、ここで諦める必要は全くありません。
この後に依頼者様が取れる選択肢としては、
1、裁判を起こして慰謝料請求
2、離婚拒否を続けて婚姻費用を毎月請求
この2つです。
お勧めは2、婚姻費用請求です。
婚姻費用とは別居中の配偶者の収入の方が高い場合、毎月生活費として請求する事ができる費用です。
これを毎月毎月請求し続け、「早く慰謝料を支払って離婚したい」という思考にできれば慰謝料交渉も可能になります。
尚、有責配偶者=不倫した側の旦那様から離婚する事は出来ません。
離婚を拒否し続け、相手が降参するまで毎月婚姻費用を請求し続けるという作戦を取る事が出来ます。
すぐに裁判を起こして慰謝料請求する場合もありますが、今回の依頼者様の場合は婚姻費用請求が良いかと思われます。
配偶者よりも依頼者様の収入の方が高い場合などは、裁判の方が良いです。
婚姻費用請求の手続きも着々と進んでおりますので、長期戦にはなりそうですが交渉の目処は立ちそうです。
筆者:代表 高橋 悠太 東京の探偵会社で5年程、調査及び裁判資料作成等の経験を積んだ後、現在は独立し探偵業を営んでおります。 フリーランス探偵事務所として活動を始めて約6年、300件ほどの調査を行いました。 東京都公安委員会より正式な許可を頂いて活動しています。 探偵会社に勤務していた時と合わせ、調査経験数は約700案件程。 格安での浮気調査、行動調査、所在調査、身元調査や裁判で認められる証拠収集、資料作成を主な業務としております。 主に東京都周辺及び関東で活動しています。 調査終了後のサポート、アドバイスも行っています。 費用を出来る限り抑える方針で活動しています。 |