浮気の慰謝料請求相手からの反論について
浮気調査で証拠を集め、配偶者、浮気相手に対して慰謝料請求する場合、請求相手から反論される可能性もあります。
明確な証拠が手元にある場合でも、反論されたら交渉はどう進むのか?
慰謝料額に影響することはあるのかをまとめました。
よくある反論
◎配偶者からのよくある反論
・依頼者様にも問題があった
・夫婦関係は既に破綻していた
主にこの2点です。
慰謝料請求対象の配偶者はよく依頼者様の方も家事や育児を怠っていた、セックスレスだったなど、反論を並べ立ててくる事があります。
しかし、不貞の証拠があれば、余程の事がない限りこれらの反論は潰す事ができます。
このような反論は仮に裁判になったとしても、裁判官としてもいちいち全て間に受けて相手にしていたらキリがないため、基本的にスルーされる事が多いです。
ただし、依頼者様にも不貞行為やその他大きな問題があって夫婦関係が破綻していると見なされる場合、慰謝料の減額もありえます。
具体的には
・モラハラ、DV
・5年以上の別居
・借金、浪費癖
・宗教問題
などです。
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◎浮気相手からのよくある反論
・既婚者だと知らなかった
・もう離婚していると思っていた
・夫婦関係が破綻していると聞いていた
浮気相手からの反論で多いのは主にこれらです。
浮気の期間にもよりますが、基本的にあまり通らない反論です。
浮気の期間がある程度長くなる場合、相手が既婚者だと気づかない方も悪いという結論が出ることが多いです。
交際を始めて長くなってくると、既婚者だと本人の口から直接聞かされていないとは言え、相手の家に行けない、会う時間が極端に限られるなど、違和感を抱かなかった方にも過失が認められ、慰謝料請求できる場合が多いです。
その他、もう離婚していると思っていた、夫婦関係が破綻していると聞いていた、
客観的に誰が見ても離婚が成立していると思えるような動きをしている場合は別ですが、
大抵の場合は逆にこれらの反論が通る方がおかしいです。
この反論が通るなら、誰でも不倫の言い逃れができる世の中になってしまいます。
基本的に通らないと考えて問題ありません。
反論されたらどうなる?
実際に慰謝料請求相手から反論されたらどうなるのか?
依頼者様に極端な過失がない限り、慰謝料請求は問題なく可能です。
ただし、交渉が長引く可能性はあります。
慰謝料額に影響はあるのか?
初めにある程度高額な慰謝料を請求していた場合、慰謝料額は相場通りに落ち着く可能性が高いです。
依頼者様が毅然とした態度を崩さなければ、相場通りの慰謝料は請求可能です。
致命的な反論
どんな反論をされると慰謝料請求が難しくなるのか?
◎配偶者への慰謝料請求が難しくなるパターン
・本当に夫婦関係が破綻していた
長期間の別居、モラハラ、DV、浪費癖、宗教問題などでの夫婦関係の破綻
・依頼者様の重過失
依頼者様にも不貞の事実があるなど。
・浮気の証拠がない
確実な不貞の証拠がない場合、請求相手に証拠の提出を求められたら慰謝料はほぼ見込めなくなります。
◎浮気相手への慰謝料請求が難しくなるパターン
・交際を始めて日が浅く、本当に既婚者だと知らなかった
出会い系など、相手の情報がほぼわからない状態での交際の場合、浮気相手に対する請求は難しいかもしれません。
ただし、W不倫、職場内不倫等、請求相手に弱みがあるような場合は慰謝料請求できる可能性もあります。
筆者:代表 高橋 悠太 東京の探偵会社で5年程、調査及び裁判資料作成等の経験を積んだ後、現在は独立し探偵業を営んでおります。 フリーランス探偵事務所として活動を始めて約6年、300件ほどの調査を行いました。 東京都公安委員会より正式な許可を頂いて活動しています。 探偵会社に勤務していた時と合わせ、調査経験数は約700案件程。 格安での浮気調査、行動調査、所在調査、身元調査や裁判で認められる証拠収集、資料作成を主な業務としております。 主に東京都周辺及び関東で活動しています。 調査終了後のサポート、アドバイスも行っています。 費用を出来る限り抑える方針で活動しています。 |