浮気調査事例 東京都多摩市
東京都多摩市で女性の方からの浮気調査のご依頼でした。
対象者は依頼者様の夫。
ご希望としては不貞の証拠を撮影して離婚したいとの事です。
相手の女性はおそらく同じ職場内の女性なのではないか?という予測でした。
対象者は5年程前にも浮気しており、その時にも探偵を雇って証拠を撮影し、話し合いをしたとの事です。
当時は離婚するつもりはなく、特に慰謝料も請求せずに今後二度と浮気をしないと約束、関係修復に努めたそうです。
が、ここ最近になってから帰りが極端に遅くなったり、離婚を求めてくるようになり、もしかしたらまた誰かと浮気しているのではないだろうか?
とお考えになったそうです。
対象者はもうすぐ家を出て行き、別居になりそうでした。
依頼者様は焦っており、出て聞く前に証拠を何とか撮りたい!との事でした。
ちなみに、依頼者様は「別居しちゃったら慰謝料が取れなくなる」と勘違いして焦っていたようです。
別居し始めたからといって慰謝料請求には影響しないという事をご説明差し上げました。
その他には特に離婚を推測出来るようなものはありませんでしたが、状況的に浮気していてもおかしくないだろうと推測できました。
「浮気している人が急に離婚を求めてくるようになる」というのは結構よくある話です。
依頼者様は最終的に夫、浮気相手に慰謝料を請求し、離婚したいとの事。
浮気の時効は3年の為、5年前の証拠を使って慰謝料請求をする事は不可能、今回追跡調査を行い、証拠撮影を狙う事になりました。
その為に必要なのは「不貞の証拠」「浮気相手女性の氏名、住所、勤務先、場合によっては家族構成の情報」が必要と判断しました。
対象者は徒歩と電車移動で、平日月曜日から金曜日まで仕事、休日は休み。
休日におかしな動きはしていないとの事で、平日退勤後をメインに調査を行うことになりました。
平日はほぼ毎日帰りが遅いらしく、特に日程の絞込みをしなくても結果が出る見込みはありそうでした。
が、過去に探偵を雇った事があり、その証拠を使って話し合いをしているので、尾行に対して警戒している可能性がありました。
実際に調査の日程を組んで頂き、退勤後に追跡を行いました。
対象者は21時頃に退勤した為、そのまま追跡。
はじめは特に警戒している様子も伺えず、追跡していました。
が、途中からやはり対象者は尾行に対して警戒しているようで、電車で移動した後、道を歩いている途中で急にUターンなどの警戒行動をとり始めました。
その日の調査は断念し、依頼者様に降りた駅についてご報告差し上げた所、職場の同僚の最寄り駅だという事が分かりました。
対象者の勤務する会社のホームページに女性の顔写真が載っていた為、調査の作戦を変更。
対象者は警戒心が強い為、浮気相手女性(仮)の追跡を行う事になりました。
後日、対象者の勤務先の監視を行った所、17時過ぎに浮気相手の退勤を確認。
そのまま相手女性を追跡した所、依頼者様の予想通りに前回対象者が降りた駅で降りて、そのまま自宅と思われるマンションに入っていきました。
外からドアが見れるタイプのマンションだったので、部屋番号も判明。
ホームページに名前も載っていたので、この時点で相手女性(仮)の「氏名」「住居」「勤務先」まで判明しています。
後は対象者と接触があるかどうか確認するのみです。
マンションに入っていって30分ほど経過した頃、相手女性は子供二人を連れて外出、外食し、20時頃に自宅に戻りました。
前回対象者が退勤したのが21時頃だったので、その時間までは監視を継続する事になりました。
その後監視を継続したところ、21時過ぎに女性一人で外出を確認。
少し歩いて路上で立ち止まり、対象者と接触しました。
付近にラブホテルなどもなく、その後どこに行くのかと思ったら、カーシェアの車に乗り込んでいきました。
ここから車移動か?と思いましたが、特に移動はせずに車内で何かしている様子。
車内での行為をしているかも知れませんでしたが、暗くて撮影が難しい、でも人の接近には気づける程度の暗さだった為、証拠の撮影が難航しました。
ただ、カーシェアの車両は3台のみだった為、ボイスレコーダーを3台用意し、昼間のうちに車内に仕掛けておき、対象者達が帰った後に回収しました。
その後約1週間にわたり調査を継続し、カーシェアを借りての行為がほぼ毎日続いていました。
光の加減などで、座席を倒している様子、女性の足が上がっている様子や、キスしている様子などを撮影する事に成功しました。
その他、車内での行為の音声の撮影に成功。
一旦このタイミングで弁護士に証拠を確認してもらう事になりました。
当探偵事務所の提携弁護士とグループラインを繋ぎ、相談。
証拠としては追跡中の映像、分かり辛いが車内の映像、それと車内での音声。
証拠としてはこれで問題ないとの判断を頂きました。
ここから先はその後の交渉の話です。
結論から書いてしまうと、非常に時間がかかってしまっています。
理由は「依頼者様の要求が多過ぎる為」です。
証拠を撮影した後、示談交渉を始める為、対象者と相手女性に対して内容証明を送付したのですが、その内容は
・浮気の慰謝料300万円の支払い
・離婚に対しての慰謝料200万円←???
・相手女性と交際を辞めなければ子供との面会交流は一切させない。
・相手女性に転職の要求
上記のようなあまりにも過剰な要求を行いました。
当探偵事務所と弁護士の方で何度もそれは通らないから辞めておいた方が良いとアドバイス差し上げていましたが、依頼者様の強い要望でこのままの内容で送付。
案の定相手の方も弁護士を用意して戦う姿勢を見せてきました。
まず浮気の慰謝料300万円は分かるがその他離婚に対しての慰謝料200万円とは何なのか?
離婚した後の交際についてまで約束する必要があるのか?
仕事についても同様。
と相手弁護士から反論されました。
1年ほど(長すぎ)の交渉の末、相手弁護士から350万円で和解、離婚するのはどうかという提案がありました。
相手側としても少々高めの慰謝料を払わないと離婚できないと思ったのかもしれません。
そこで今度は、依頼者様は「お金を払えば解決すると思っている、謝罪する姿勢を見せて欲しい」と要求。
勿論、浮気に対して謝罪するのは当然の事ではあるのですが、謝罪する義務がある訳ではありません。
お気持ちは理解できますが、そこに拘りすぎて交渉を長引かせるのはどうなのか。
もし謝罪させたいのであれば、慰謝料の減額など相手にもメリットを与える必要があります。
まだ交渉は続いているので、今後どうなるかといったところです。
![]() ![]() ![]() ![]() | 筆者:代表 高橋 悠太 東京の探偵会社で5年程、調査及び裁判資料作成等の経験を積んだ後、現在は独立し探偵業を営んでおります。 フリーランス探偵事務所として活動を始めて約6年、300件ほどの調査を行いました。 東京都公安委員会より正式な許可を頂いて活動しています。 探偵会社に勤務していた時と合わせ、調査経験数は約700案件程。 格安での浮気調査、行動調査、所在調査、身元調査や裁判で認められる証拠収集、資料作成を主な業務としております。 主に東京都周辺及び関東で活動しています。 調査終了後のサポート、アドバイスも行っています。 費用を出来る限り抑える方針で活動しています。 |